公開講演会「16世紀日本における宣教師と茶の湯」
INFORMATION
16世紀に来日した宣教師たちが目撃したのは、日本人が熱狂する「茶の湯」という不思議な文化であった。特に、大阪湾に面し、宣教師たちの活動拠点となった貿易港の堺は、浄土真宗と日蓮宗と禅宗が入り乱れる宗教都市であり、また茶の湯の流行の中心地でもあった。このような視点から、宣教師と堺の関係、また南蛮文化と茶の湯への影響について論じ、現在考えられている仮説も含めて紹介する。
講師
公益財団法人遠山記念館学芸課長
依田 徹 氏
1977年、山梨県生。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士美術。専門は日本近代美術史、茶道史。さいたま市盆栽美術館学芸員を経て、現在は遠山記念館学芸課長。茶の湯学会理事、文化庁文化創造アナリスト(茶道に関する調査担当)を務める。主著に『近代の「美術」と茶の湯』(思文閣出版)、『盆栽の誕生』(大修館書店)、『女性と茶の湯のものがたり』『皇室と茶の湯』(ともに淡交社)など多数
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